これまでパート従業員は10名でしたが、新規募集の結果なんと15名となりました。講演でも質問がありましたが「働いてもらいたい」と思ったら僕はすぐに採用するようです。
さて、いきなり1.5倍の人数になったわけですが、これまでは冷凍商品を作るという特性を活かしきれておらず、在庫がギリギリの綱渡り状態でしたので、その緩和には繋がるでしょう。営業の僕が焦るほどの商品を作ってもらえればと思っています。
[ 僕らはもうひとステージ上がりたいと思っています ]
出勤日・出勤時間・退勤時間全てが自由。連絡の必要もない。嫌いな作業はやらなくてよい。一生懸命やっていれば、遅くても早くても構わない。自分の生活や家族や趣味を仕事より優先してください。「なねならば、これら全てが会社の効率や品質や売上の向上に繋がるからである」と会社が明言する。
そんな職場では、一緒に働く人のことが気にならなくなります。自分がどうなのかであって、人と比較して足を引っ張り合うことがなくなる。そうなると考えはじめたのです。障害をもっている人と、僕らと何が違うのだろうかと。
得意なこと、好きなことを優先して、時には熱中して仕事をするうえで、何が僕らの意識を隔てているのだろうと。
いま日本には数多くの方が障害をもっていると言われています。その人達を排除するような社会に、僕はしたくありません。しかし今の日本では学校教育ですら、その傾向があるように感じています。ならば僕らの会社がまず変わることが必要な気がしました。
いろんな縛りを解いていった会社が、それがきっかけで効率も品質も上がった。その理由を見つめ直すことで、障害をもっている人たちへの考え方も変わってきた。そして自分達でできることに対して動き出す。注目されている今だからこそ、多くの人達と手をとりあってすすむチャンスなのではないかと。
この想いを今日はじめて、ミーティングで従業員に話しました。
みんながどう感じたかはわかりませんが、それぞれの考えや不安や喜びがあると思います。まずはそこを受け止めることから始めようと思います。僕が想いだけで突っ走るのではなく、きちんと勉強し、現在の社会の状況を把握し、皆で考えながら順をおって行動にうつしていきたいと思います。
急がば回れではありませんが、従業員との信頼関係を大切にした状態で始めなければ、継続は難しいと思うのです。これからは細かな面談も多めにとっていこうかなと思っています。
僕がこんなタイプですから、逆の意見は言いにくい可能性はもちろんあります。そこをどう吸い上げていけるかが僕の腕の見せ所でしょうか。考え始めること、伝えることから一歩が始まる。だからこそ、まだ実行していない状態だけれどブログに綴りました。どうぞ皆さん暖かく見守っていてください。
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〇書籍「生きる職場」
書評まとめ
〇海老に関して
「海老の背わたと卵を見分け、更に美味しく食べよう」
「片栗粉で揉むなんてやめて!! 軽く水洗いでOKの海老です」
「海老の殻が黒くなったら」
「放射能検査をしながら、岩手の小麦を使用しているわけ」
「えびのサイズ表示と グラム・長さの関係」
「きれいな水産工場その理由とは」
〇働き方に関して
「「好きな日に働く」「嫌いさ作業はやらない」の真意」
「フリースケジュールで初の出勤人数0人」
「ダライラマ法王来日法話にて質問」
「好きな日に働ける会社の売上と人件費の推移」