『絶対に解雇しない』とさぼるのか

 私は「絶対に誰も解雇しない」と決めています。今まさにこうしてSNSに書きますし、ミーティングで従業員にも伝えています。

 「そんなこと言ったらさぼる人出てきません?」「緊張感なくなりません?」「だらけません?」そんな質問をされることも多いです。

 でも、よく考えてほしいのです。「解雇されない」というのは会社が倒産しないかぎり働くことができるのですから、従業員一人一人の安心感に繋がると思います。

 その安心感をもった人がなぜ会社のマイナスになるようなことを率先してやると考えるのでしょうか。とても不思議です。

 きっと従業員のことを考える本気度が足りないのではと思います。人を信じるどうのというフワッとした話ではなくて、本気で考えているかどうかの問題と思います。

 そして、私は何度も「解雇しない」ということをみんなに伝えます。

 それは自分が働き続けられると同時に、自分と話があわない、考えや趣味が違う全ての人もひっくるめて、誰も解雇されないということであり、これからも一緒に働くチームであることを思い出してほしいからです。

 どうせ一緒に働き続けるなら(働くなら、ではない)争いがない方がいい。気持ちよく働けた方がいい。そう考え行動する組織の基盤を作っているつもりです。

 そして同時に「フリースケジュール」や「嫌いな仕事はしてはいけない」などを実践することで、従業員が自分の生活を大事にできる働き方を本気で目指し、かつ誰も排除せず一人一人の居場所を作る努力をする。

 ここはとても重要で、会社が平気で排除する組織であったら、それを利用して自分と気が合わない人をどうにか追い出せないかと考えるものです。でもその気持ちは、その人が悪人とかではなく、人間なら誰でも持っている気がしています。

 その人間の嫌な部分が出てこないようにするにはどうするか、それを考えるのがリーダーや経営者の役割だと思います。

 そのためには会社が従業員に求めるだけでなく、会社自体がどうあるべきかがとても重要なのです。

 「さぼる人がでてくるのでは」と考えたのであれば、きっとそれはまだ会社の基盤が不十分で、本当の意味で働く人のことを考えた組織に向かっていないのだと思います。

 もちろん僕らも完ぺきではありませんが、重要なのは「ともにそこを目指して動き始めた」ということです。

パプアニューギニア海産・工場長/武藤北斗

*この文章は2021年3月にnoteに投稿したものです

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