毎日新聞に掲載「茨木の天然エビ加工会社 パート従業員、当日の「欠勤」もOK 震災を機に働き方改革」

パプアニューギニア海産の武藤北斗です。2016年9月27日の毎日新聞に掲載されましたのでご報告いたします。

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茨木の天然えび加工会社
当日の「欠勤」もOK
パート従業員 震災を機に働き方改革

 茨木市の天然エビ加工会社「パプアニューギニア海産」では、3年前から工場のパート従業員が連絡なしに出勤、欠勤を決められる。もともと宮城県石巻市にあり東日本大震災で被災、2011年5月に移転し、営業を再開した。震災を機に「気持ちよく働く」「会社と従業員が信じ合う」方法を模索した。
 府中央卸売市場の加工食品卸売場内の工場。白の作業着を身に着けたパートの女性たちが、エビの殻をむく作業やエビフライに加工する作業に従事する。パートは今年9月1日時点で9人。13年7月から、日数の定めなく、自分の判断で出勤、欠勤を選ぶ。
 パプアニューギニアから冷凍輸入した天然エビを加工後に再冷凍して販売するのが主な工程。パートに子育て中の人が多く、原料や加工品が傷みにくいことに着目した工場長の武藤北斗さん(40)が「フリースケジュール」と呼ぶ独自の制度を取り入れた。
 同業者や取引先から「会社が我慢しているのではないか」「作業効率が落ちるのではないか」という疑問も寄せられる。
 だが武藤さんは「商品の値上げもあり数字で表しにくいが、職場の雰囲気が良くなり、品質や仕事に良い影響が出ている」と説明する。11年からパートを続ける摂津市の笠井峰里さん(37)は「新しい働き方になり、息子が熱を出したときに気兼ねせず連休が取れた。夫と過ごす時間も増えた」と笑顔を見せる。
 パートの出勤人数がゼロだったのは、今年1月の1日のみ。昨年12月からは適材適所で負担を減らそうと「嫌いな作業はさせない」という試みを始めた。毎月実施するアンケート結果では必ず「誰かが嫌いな作業は誰かが好き」。仕事に支障は出ていないという。
 「震災を経験し、私生活を充実させる働き方が必要と考えるようになった」と武藤さん。「世の中には従業員を縛らなければ効率が上がらないという先入観があるが、信頼することで会社はうまく回る。規模や業種の違いはあっても、この考え方が広がってほしい」と話している

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‣毎日新聞記事ページ
http://mainichi.jp/articles/20160927/ddl/k27/020/496000c



記事を書いた人

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・パプアニューギニア海産facebook
https://www.facebook.com/pngebi/
・直営店「PNG天然えび&オーガニック TAYUCOCO(たゆここ)」ブログ
http://tayucoco.blog.fc2.com/

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