2018年漁獲 パプアニューギニア産天然えび 放射能検査結果

一年に1度新物が入ってきた際に「パプアニューギニア産天然エビ」の放射能検査を実施しております。

今年もND(不検出)でした。よかったです。

 エビの放射能検査結果が出るまでは本当に生きた心地がしません。もし1ベクレル以上の放射能が検出された場合、憶測ではありますがお取引先は激減し、通販も激減し、早い時点できっと倒産する可能性が出てくると思います。パプアニューギニア産天然エビしか扱っていない弊社にはそのくらい深刻なことです。

 だけど、日本にはもっと苦しい思いで放射能検査結果をまっている地域や生産者がいることでしょう。原発事故がおきた日本で放射能検査を行うことはもちろん必要です。だからこそ私たちもはかり続けています。

 しかしどうか忘れないでほしいのは、生産者も必要だからこそ苦しんでいるということです。自分の生活が一瞬で破綻する可能性をひめているのですから。

 数値が出ても買ってくれとはもちろん言えません。そこは一人一人の判断です。だけど、はかって当たり前、でたら買わなくて当然でしょうと我がもの顔で言われるのはとても辛いです。

 お互いに思いやりをもってこの困難を切り抜けていかなければと思います。

 とにかく僕らは真面目にはかり続けます。お客様が選べるように公表し続けます。その選択は容易な道ではなかったことを分かって頂けると嬉しく思います。

 そして値段だけでなく、こういった会社の姿勢や理念を買い物の判断につなげて頂ければ嬉しく思います。

そしてもう原発はやめましょう。

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なぜ放射能検査をしながらもこのパン粉を使用するのかは「放射能検査をしながら、岩手の小麦を使ったパン粉を使用しているわけ」に書かせて頂きました。

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測定日時 :2018 年10月2日
測定番号 :21333
測定場所 :新宿代々木市民測定所
測定時間 :10.800秒
試料容器 :2L マリネリ容器
試料重量 :957g
試料名 :天然エビ
摘要:パプアニューギニア産 

文部科学省ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー(平成
4 年版)に準拠した定量分析 検出機器:BSI 社 GCD70-200 相対効率:60%

核種     放射能濃度    検出限界
セシウム137    ND(不検出)    0.12Bq/kg
セシウム134    ND(不検出)    0.12Bq/kg



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