パプアニューギニア海産より 大切なお知らせ

 いつも私たちのパプアニューギニア産天然エビをご愛顧頂き、本当にありがとうございます。この事業を始めて丸30年が経過し、その間いろいろな事がありました。東日本大震災による津波被害は最悪の出来事であり、被災によるダメージから未だに立ち直ることができていません。震災後、皆様の温かい励ましのお言葉とご支援により、大阪の地で事業再開を目指したのは4年半前のことでした。最近では震災関連のニュースも殆んど見かけなくなりましたが、私たちにとっては、被災による二重債務のダメージがボディーブローのように効き始めてきておりこの1年が正念場だと実感しています。昨年の年末には「緊急のお知らせ」並びに「値上げのお願い」をさせて頂きましたが、その節は本当に有難うございました。年が替わっても変わらぬご愛顧を頂き、厳しいながらも今日まで頑張って参りました。しかし、経営状況に大きな変化はなく、このまま事業を継続していくのは、正直とても厳しい状況が続いています。

 大阪府の機関である中小企業支援協議会のスキームを活用して、銀行債務の返済を一時的に減額または中断して資金繰り状況を改善させる等の手段も検討しましたが、結局は問題の先送りで、真の解決に繋がらないだけでなく、弊社のこれまでの歴史や特別のこだわりを基本にした取組みでなければ、ただ単に生き残るためだけの作業になってしまい、弊社が大切に育んできた思いやお客様との信頼関係を損なう恐れが発生する等のため、この案は一時保留としました。社員給与の減額も含め、総ての作業の効率化とコストの見直しを実施します。販売面では、関西近郊のオーガニック関連以外のイベントにも積極的に出店し、パプアニューギニア海産の認知度向上や販売促進のための取組みも増やして参ります。この先半年から一年という短期間ですが、事業継続の意味と可能性を再検証した上で、必要な判断を下したいと考えています。

 東日本大震災後、政府機関による支援の可能性を探って参りましたが、被災指定地を離れた事業者は支援の対象から除外するという適用条件の壁に阻まれ、この道は閉ざされました。かくなる上は、自己努力により二重債務を克服していけるかどうかを見極めなければならない、というとても厳しい状況でありますが、従業員一同、最後まで諦めずに頑張りたいと思っています。

 安心安全で美味しいパプアニューギニア産天然エビ販売をこれからもずっと続けられますよう、更なるご愛顧・ご支援、切にお願い申し上げます。

平成27年11月 吉日

株式会社パプアニューギニア海産
代表取締役 武藤 優

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