「東北 わたしの道しるべ」で紹介いただきました。東北から大阪へ移住した私たちが何を話せばいいのかと悩みましたが、震災以降に考えてきたこと、行動してきたことを話させて頂きました。
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<わたしの道しるべ>脱管理で「生きる職場」
◎水産加工工場長 武藤北斗さん(41)=大阪府茨木市
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170827_73005.html
天然エビを加工販売する「パプアニューギニア海産」の工場長です。宮城県石巻市にあった会社は東日本大震災の津波で全壊。避難先の大阪で再建後、「好きな日に働き、休みたい日に休む」「嫌いな作業はやらない」というフリースケジュールを実践しています。
きっかけは震災の2年後、石巻から一緒に来た社員が辞め、会社の存在意義を見詰め直したことです。人を縛って管理するのではなく、一人一人の生活を大切に、気持ちよく働ける「生きる職場」にしたいと試行しました。利益や効率は度外視でしたが、結果として商品の品質や生産効率が上がっています。大切なのは発想の転換。無理だと決めつけない。駄目ならやめればいいんです。
原発事故さえなければ、東北で再建したかったです。豊かな自然、人の温かさを、東北を離れ実感しています。東北は東北のままでいい。働き方改革も復興も、政府の押し付けには違和感があります。「生きる職場」が、東北のチャレンジにとって何らかのヒントになればうれしいです。
‣パプアニューギニア海産の働き方、その考えがまとめられた書籍
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・パプアニューギニア海産facebook
https://www.facebook.com/pngebi/
〇書籍「生きる職場」
書評まとめ
〇海老に関して
「海老の背わたと卵を見分け、更に美味しく食べよう」
「片栗粉で揉むなんてやめて!! 軽く水洗いでOKの海老です」
「海老の殻が黒くなったら」
「放射能検査をしながら、岩手の小麦を使用しているわけ」
「えびのサイズ表示と グラム・長さの関係」
「きれいな水産工場その理由とは」
〇働き方に関して
「「好きな日に働く」「嫌いさ作業はやらない」の真意」
「フリースケジュールで初の出勤人数0人」
「ダライラマ法王来日法話にて質問」
「好きな日に働ける会社の売上と人件費の推移」
「離職率と求人広告費の推移」