「自由になったら信じ合えた」朝日新聞声欄(2017.5.29)に掲載して頂きました。
僕らの働き方は「とても素晴らしい」と言ってもらえる。「でもこれって当たり前だよね」とも言われる。ならば考えてほしかった。今日本で作られそうな法案の事を。どこかに所属する一人としてでなく、シンプルに一人の人間として。
さて今日から東北講演。その後は京都、東京、鎌倉と続きます。皆さんと会って話し繋がれることを楽しみにしています。
「自由になったら信じ合えた」
会社員 武藤 北斗(大阪府 41)
僕らの水産工場では、会社が従業員を疑い、縛り、管理する体制を4年前にやめた。
11人のパート従業員は好きな日に出勤し、欠勤の連絡も必要ない。好きな作業を優先させ苦手な作業は割り振らない。初めこそ「うまくいくはずない」と各方面に言われたが、今では出勤時間や退勤時間までもが自由になった。
人は自由になり、信じ合える場ができたらどうなるか。対立せず理解しようとする。相手の立場や生活、性格を受け入れ始める。自然と争いはなくなり、その状況を持続させようと思いやりのある行動や考えになる。このような社会の実現こそリーダーの役目であり、皆が幸せに生きていくために大切なことである。
さて日本はどうだろうか。東日本大震災、原発事故からの復興がおざなりになり、華やかな祭典に浮かれ、揚げ句の果てに市民を疑い監視する法律まで作ろうとしている。国よ、政治家よ、信じ合う市民の背中を見てほしい。僕がこの4年で実感したのは、人を疑うことから作ったルールは権力者のエゴでしかないということである。
*4日経過したので内容を掲載させて頂きました。
≪武藤北斗 講演情報≫
http://pngebi.greenwebs.net/?page_id=4931
‣パプアニューギニア海産の働き方、その考えがまとめられた書籍
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〇海老に関して
「海老の背わたと卵を見分け、更に美味しく食べよう」
「片栗粉で揉むなんてやめて!! 軽く水洗いでOKの海老です」
「海老の殻が黒くなったら」
「放射能検査をしながら、岩手の小麦を使用しているわけ」
「えびのサイズ表示と グラム・長さの関係」
「きれいな水産工場その理由とは」
〇働き方に関して
「「好きな日に働く」「嫌いさ作業はやらない」の真意」
「フリースケジュールで初の出勤人数0人」
「ダライラマ法王来日法話にて質問」
「好きな日に働ける会社の売上と人件費の推移」