「嫌いな作業はやってはいけない」2018年最新 好き嫌い表

9名だった従業員が昨年16名まで増えました。勤続が半年を過ぎた人も多くなってきたので、好き嫌い表のアンケートに答えてもらいました。

「嫌い。やりたくない。」という人が、わざわざやる必要があるのか。人数が増えるほどに疑問が強くなるばかりです。嫌々やってもらうより、好きな人が楽しく効率的にやるほうが人にも会社にもプラスのはずです。

それでは2018年の最新の好き嫌い表です。

どんな印象を持つでしょうか。僕がパッと思ったのは「☓(嫌い)が少ないな」でした。

この表で重要なのは「嫌いな作業はやらなくてよい」という事よりも「自分で選択し決める」という点だと思っています。押し付けられるではなく自分で考え決める。そうなると「これは絶対やりたくない」とは思いにくいのかもしれません。

また☓(嫌い)を増やすのは「自分のやってよい作業が減る」という見方もできます。同じ作業をずっと続ける可能性が増えるわけです。これは現場に入ると分かりますが、同じことを長時間続ける可能性を自ら選択するのは、とても悩ましい選択でもあります。

 僕がもう一つ気づいたのは、昨年入った人達はまだ☓をつけていません。理由は分かりませんが、まだ遠慮しているのかもしれまし、始めたばかりで何もかもが新鮮なのかもしれません。まあ2か月に1度くらいのペースでアンケートは取りますので、これからどうなるのか楽しみです。きっとブログを見ている従業員さんも多いと思うので僕から一言(ミーティングで繰り返していますが)。

「嫌いな作業があるのは悪いことではない。人間として当たり前です。あなたが嫌いでも、表を見れば分かる通り、好きな人も沢山います。好きな人に譲ってあげましょう。お互いの考えを正直に出し合い、尊重し合うからこそ、実は工場の効率も上がります。あなたのためだけではなく、従業員同士だけのためではなく、会社のためでもあるのです。だから、遠慮などしないでください。遠慮することが逆にマイナスです。」

ちなみに×を書いた作業をやってしまうと、僕(工場長)から結構真剣に怒られます。あまり怒るのは好きじゃないですが、そうしないと「何となくやってしまう」が連鎖し、アンケートの意味がなくなりますので。




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