好きな日に働くパートさんが毎日働く社員になった

 6年間パートとして勤めたパートさんが2月から正社員になりました。これでパプアニューギニア海産は代表1名、社員3名(私含む)、パート従業員15名となります。

 私を入れて社員が2名しかいない状況でしたので、冷凍庫内での作業や力仕事ができる男性社員を雇用したいところでしたが、今回は女性の社員です。

画像1

 会社の状況を考えながらではありますが、私がもっとも優先して考えたいのは今働いている従業員のこと。(他社で勤める)数名の男性から社員への問い合わせも頂いていたのですが、今回は今働いているKさんの生活と覚悟を優先させて頂きました。

 さて、ここできっと皆さんが気になることがあると思います。

 フリースケジュールはどうなるのだろう。

 好き嫌い表はどうなるのだろう。

 もちろん適用しません。社員ですから。時間は8時30分~17時30分、月~金・毎日出勤。休憩は1時間。好き嫌いのアンケートも取りません。

 Kさんも分かってのことですし、そのうえで社員になったことに、私は大きな意味があるなと思っています。

 もちろん金銭的な差が大きかったり、慣れ親しんだ職場で社員になることへのプラスが大きいことは分かります。

 ただ、うちのように、ここまでパートと社員の働き方に違いがあると、そこで社員にきり替わるのはのは予想以上に厳しいものがあるかもしれません。

 そして、仕事の内容が変わりますが、それより難しいのはパートさんとの関係だと思っています。

 これまでは平等な立場として接していたみんな(パート従業員)に、指示や注意をする立場になります。もしかすると、他の職場で一から社員として働く方が楽な面もあるでしょう。

 そのこともKさんと話をしました。

 考える時間はもちろん、あえて他の職を探せる期間もとって、そのうえで判断してもらいました。

 実際に他の会社を面接したかは聞いていませんが、他の会社を落ちてうちに来たとしても、もし受かったら来ないつもりであったとしても、私は気にしません。気にしないからこそ聞かないし、知りたいとも思わないし、ここにも書いてしまうんだと思います。

 最終的に自分で納得して来てくれたのであれば、それでいいのです。

 やはりここでも選択するのは会社ではなく、Kさん自身であってほしい。パート、社員に関わらず、自分で考え選択することが重要です。

 パートさんが社員になるのは、パプアニューギニア海産の働き方にとってとても大きなターニングポイントになるでしょう。

 これまではパート従業員の働き方が注目されてきましたが、もしかするとこれからは社員の働き方に対してもいろいろなアイディアが出てくるかもしれません。

 パプアニューギニア海産の働き方改革の第二章が始まる予感。これからの投稿は「パート編」「社員編」と分かれるかも。

 どうぞお楽しみに。

パプアニューギニア海産・工場長 武藤北斗

カテゴリー: ■ ブログ(日々のこと), 工場長また語り始めた パーマリンク

コメントは停止中です。