分単位で好きな時間に連絡なしで出勤。「フリースケジュール」が一歩進化

 フリースケジュールが新たな一歩を踏み出すことになりました。まず現在の規定を確認をします。変更点が分かりやすいようにいつもより細かく記載します。

・好きな日に出勤、欠勤(メール等連絡禁止)
・好きな時間に出勤(8時30分から30分刻みで好きな時間に出勤)
・好きな時間に退勤(出勤時に退勤時間をボードに提示。30分刻み)
・好きな時間に休憩(連続4時間1分以上の労働は禁止。15分刻み)
・週や月の出勤日数の定め無し

 昨日会社から帰る際にふと思いました。なぜ30分刻みで出勤してもらってるのだろう。どんなメリット・デメリットが会社や従業員にあるのだろう。

 そして、この30分刻みを1分刻みに変えたらどうなるのだろうか。

まず会社として考えてみる

 タイムカードの計算がちょっと面倒な気もするけれど、エクセルをそのように設定すれば大丈夫そう。

 既に30分刻みで何時に出社するか分からないから、それが1分刻みに変わったところで大差はなさそう。

 1分刻みになればギリギリで工場に入ってくる人にソワソワしたりモヤモヤしたりする気分がなくなる(ここ結構重要で、OKしていることにモヤモヤするのはよくないと悩んでいた)。

 9時と9時30分はドッと出社してきてあたふたすることがあるけれど、数分ずつでも分散されたら落ち着いて対応できるかも。

 とこんなことを考えた。となると、マイナスは無いに等しい。

次にパート従業員として考える

 早く来れば早く働き、ちょっと遅れてもスタートが数分遅れるだけ。焦らない気持ちはプラスの効果がいろいろあるはず。

 雨が降ってきたとか、ちょっとコンビニが並んでいたとかで、「〇時に間に合わない、急げ!!」なんて自転車やバイクのスピードを上げたり、黄色信号でも突入なんてこともあったかも。それがなくなるのは安全の確保に繋がる。

 逆に早く着いてしまい、無駄に休憩室で待っていたり、なんてこともなくなる。

 30分刻みだと同じ時間に出勤する人も多く、工場入室前が込み合うけれど、その混雑がなくなり気の使い合いが減る。

 とかたぶんプラスは沢山ある(けれど、それは僕目線の独りよがりの時もあるので注意)。

多少のルール変更で調整

 1分刻みとなると、タイムカードをおした瞬間から給料計算が始まります。そうなると社員がいなければそこから既に私語は禁止になりますし、いろんなことがルールとして摘要されることになると思います。

 どのタイミングで帽子やマスクをするのか、白衣を着るのか、私語が禁止になるのか、挨拶をするのか、そんな細かいところこそ統一することで争いの種がなくなります。

 まずは3月25日から1週間お試しを実施中。その中で変更したり、使い心地を聞いたりしてから本採用を考えます。

 僕の一方的な自由の押し付けにならないか、慎重に判断しようと思います。ちなみに自由の押し付けというのは、自由にすることで従業員同士に争いの種を植え付けてしまうことを指しています。

 働き方改革とは従業員が真に望むことを探し考え実行すること。そして生き方を見つめ直すこと。

パプアニューギニア海産 武藤北斗

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